当組合での主な漁法紹介
大阪市漁業協同組合内では、主に以下の漁業(漁法)が用いられます。
- 漁業種別
- シジミ鋤簾(じょれん)漁、桁曳漁、船曳網、刺し網、定置網
- 漁獲種
- ヤマトシジミ(べっこうしじみ)、シラス、イカナゴ、スズキ、ボラ、アジ、他
シジミ鋤簾(じょれん)漁
ヒノキの柄の先に、ステンレス鋼や針金を組み合わせたかごを取り付けた漁具。別名「カテ」。
胸までの長靴を履き、柄に繋いだひもを腰に巻きつけて水中に漬かりながら、体全体で水底をかきとる。
すくいあげた鋤簾を揺すって砂だけを篩い落とし、かごに残ったシジミを獲る。
遠目では優雅に見えますが、実際は人力に頼ったかなりの重労働です。
船曳網漁業(ふなびきあみ、パッチ漁業)
大阪では、パッチ網漁業とも言われています。
網の形が、パッチ(ももひきの長くて足首まであるもの)に似ているからです。
2隻の網船が魚群を抱え込むように投網し、平行に並んで網を引き、網の先は目の細かい袋状になっていてここに魚がたまります。しばらく網を引いた後、袋網にたまった魚を運搬船がとりあげ港へ運びます。
主に2~3月頃はイカナゴシラスを、5~11月頃はイワシシラスを漁獲します
※船曳網漁業は動画でも見ることが出来ます。